[APIサービス] 登録だけで使えるWebAPIサービス一覧
ページや記事作成時に、自動でデータを取得したいなーと思う事などよくあります。大手のWebサービスのデータベース情報や、掲示板などのデータを共有して使う事が出来るのがWebAPIサービスで、アプリケーションキー発行だけで無料で使えるものが色々あります。と、いうわけで便利そうなものをまとめてみました。
APIの概要
「RestAPI」では、クロスドメイン間でのリクエストに対応するため「jsonp」を使ってGETリクエストによる通信を行っています。jsonpはAjax通信のため、javascriptで記述したり、PHPのcUrlによるリクエスト処理が可能です。アプリケーションIDを発行し、GETリクエスト用パラメータを生成して通信を実行します。
OAuth認証を使うケースでは、シリアルキー(一般的にpublicと、private)を発行して、サーバー間で通信を実行します。リクエスト単位でトークンを発行して、セキュアに通信を行う手段として採用されています。PHPではOAuthを取り扱うための「OAuthクラス」があるので、比較的簡単にOAuthを使った処理を記述できると思います。
どちらもXMLを取り扱い、それぞれのアプリケーション固有のスキーマを持つため、PHPならSimpleXMLクラスや、json_decodeなどを使って解析したり、PEARのパッケージを使ったりします。
独自のプログラムを組まなくても手軽に使えるサービスを提供しているところ(ウィジットや、ブログパーツなどを配布)もあるので、その場合はiframeやXFBMLなどをHTMLのソースコードに埋め込めば簡単に使うことができます。
APIサービスを利用する際は、マナーとして提供元の「クレジット表示」を行う事を忘れないようにします。
ソーシャルサービス
アプリ登録を行うと、管理用ページが用意され、Facebook用の各種言語SDKを使ってfacebook上のあらゆるデータへアクセスできるようになります。ログイン認証の共有や、投稿管理なども可能ですが、個々のユーザーにアプリケーションとの連動を許可してもらう必要があります。Rest、OAuthに対応しています。PEARにも
facebook向けパッケージ(α版)が公開されています。
twitter上のツイート取得、検索、ハッシュタグ取得などのアクセスができるようになります。また、twitterアカウントとの連動を行って、ログイン認証の共有や、投稿管理なども可能ですが、個々のユーザーにアプリケーションとの連動を許可してもらう必要があります。RestAPIとStreamingAPI(twitterAPIを通さずサーバー上のデータへ直接アクセスするもの)の2つが利用可能なようです。PEARにも
twitter向けパッケージ(β版)が公開されています。
はてなブックマーク上のブックマークデータ、ユーザー検索、人気ブックマーク検索などができます。Rest以外にも、POSTや、atom、OAuthなど様々な通信プロトコルによってリクエストを行うようです。PEARにも
はてなブックマーク向けパッケージ(α版)が公開されています。
画像・動画共有サービス
Googleが提供するWebサービスの1つで、Youtube上の動画データにアクセスし、ページにYoutube動画を埋め込むためのAPIです。プレイヤーのコントローラーなども拡張できます。PEARにも
Youtube向けパッケージ(α版)が公開されています。
Googleが提供するWebサービスの1つで、picasa上のユーザーデータ、画像データ、ビデオデータ、タグ検索などを利用できます。ログイン認証共有も可能なため、写真を加工するサービスや、データを取り込みたい際に使えると思います。
Yahooが提供するWebサービスの1つで、flickr上のユーザーデータ、画像データ、グループデータ、ブログデータなどを利用できます。ログイン認証共有も可能なため、写真を加工するサービスや、データを取り込みたい際に使えると思います。
プロダクト・商品情報など
amazonから商品やレビュー、ランキング、ショッピングカート、欲しいものリストなどの情報を取得できます。SOAPでの通信も可能です。AmazonAPI専用のWebアプリケーションなども色々あるため、そちらを使う方が効率がいいかもしれません。PEARにも
AmazonWebサービス向けパッケージ(β版)が公開されています。アフィリエイトに対応しているため、Amazonアフィリエイトアカウントを保有していれば、商品検索とアフィリエイトコード生成を同時に行う事が出来ます。
YahooJapanのショッピングカテゴリーから商品名検索やカテゴリー検索、ランキング検索などを行ってデータを取得できます。1つのアプリケーションIDで、Yahoo検索、Yahooニュース、地図、天気予報、知恵袋、オークションAPIなど様々なものが利用できます。ショッピングAPIはアフィリエイトにも対応しているため、Yahooアフィリエイトアカウントを保有していれば、商品検索とアフィリエイトコード生成を同時に行う事が出来ます。PEAR上にも
YahooJapan用のパッケージ(α版)が公開されています。
バリューコマース社が提供するサービスです。アカウント登録を行うと、Yahoo以外にもトラベル系の広告や、提携企業広告などの管理、コード生成がオンラインで使えるようになります。データベースへのアクセスも可能なようです。
楽天のデータベースから、商品名検索やカテゴリー検索、ランキング検索を行って情報を取得できます。楽天トラベル、楽天オークション、楽天ブックスなども合わせて利用可能です。
価格.comから商品検索、アイテム情報取得、掲示板データ取得、プロバイダ検索を利用できます。
グルメ情報
住所(経度、緯度)を元に近場のレストラン検索を行ったり、食べログ上の「口コミ」「画像」などのデータを利用できます。
ぐるなびのデータベース上から、レストラン検索、都道府県、業種カテゴリー検索などを行う事が出来ます。取得できる情報は「店舗情報」が主なようです。
その他いろいろ
Googleは様々なWebアプリケーション開発のための機能を提供しています。GoogleMapsAPI以外にも、AndroidAPI(アンドロイド向けサービス開発用プラットフォーム)、CalendarAPI(Googleカレンダーとの連動)、GmailAPI(Gmailとの連動)、GoogleWebFonts(オンラインフォントストレージ)、GoogleLibraries(javascriptライブラリをGoogle上からロード)、など色々あります。Googleが提供するサービスのほとんどは、APIを使って開発を行う事が可能だと思います。Web開発だけでなく、Chrome用の拡張機能開発や、ゲーム開発など様々です。目的に応じて色々検索してみると楽しいです。
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